writing is a thinking process.

都内に住む20代女性。備忘録です。お笑いと文学が好き。

ダイアンに頑張って欲しいっていう個人的な話

お笑いコンビ、ダイアンが東京進出したので是非とも頑張ってほしい。

というか、そもそもお笑い自体がブームも10年前から比べると下火なので西にいようが東にいようが上手く活躍できるか微妙なところではある。

でも、このタイミングで東京にチャレンジすることがかなり価値あることなんじゃないかなと思う。

 

京進出のタイミング

 

お笑いコンビ東京進出のタイミングは、

早い=売れる前か、遅い=十分売れた後か、に二極化しがちでノッてきたところで進出というのが珍しい傾向にある気がする。

例えば、前者に該当するのがギャロップジャルジャル(彼らはレギュラー番組の関係で徐々に、かも)最近だとコマンダンテ

後者は、千鳥、ブラックマヨネーズ、そしてダイアン。

この中間、ちょうどメディア露出が増え始めたくらいで進出したのがNONSTYLEくらいなんじゃないかなと思っている。

※個人的な感覚です。

 

在阪局のレギュラー番組を抱えたままでは東京に行けない。NONSTYLEのように「ちょうど活躍し始めてから」進出というのはなかなか難しいのが実情。レギュラーをたくさん抱える前orしっかり売れていくつか番組を手放してから、が定型になってしまうのでしょう。

 

それで言うと、千鳥は本当に長かった。

私の記憶だと、2005、6年くらいにはもう大阪でもそこそこお笑いファンなら十分名前も顔も面白さも知っていて、元旦のなんばグランド花月には大御所と肩を並べて演者として出演する西のエースだった気がする。

もちろん、2012年のピカルの定理レギュラー決定前後あたりで東京での活躍に苦労はしてるものの、あの時でもお笑いファンからすれば千鳥の東京での活躍は遅すぎるくらい。15年の時を経て女子高生や一般のお笑いウォッチャーに人気というのは、東京の方にはなかなか違和感があるかもしれないが、ほんっっっとうにやっと!、なのだ。

 

松本人志が「関西人は2度売れなあかん」と言ったのは、芸人だけでなく関ジャニ∞の横山くんもTVで言及してたくらい有名。2度売れなあかん、この言葉の1度目と2度目はまったく異なる。2度目は、失うものがあるからだ。

 

話が随分飛んでしまったが、ダイアンが東京進出したことを大きく評価したいのは、関西での活躍を捨てることは大きいリスクだから。

現に、関西のお笑いファンは大好きだが東京では全くと言っていい程見ないお笑いコンビも多い。それはそれで素敵なことだけれど、寂しさもある。海原やすよともこだとかロザンだとか、もっと東京の人に良さを知って欲しいという気持ちもある。

(特にロザンに関しては、売れることというよりも2人でお笑いをやる、が目標という感があるので今後も東京進出はなさそう。東京では、ロザンといえばクイズのイメージが強いが関西では立派な芸人だということを個人的には知って欲しい…!)

 

2008年あたりのお笑いブーム時と比べて最近はあまり感じない「芸人さんのハングリー感」をダイアン、特に津田さんからは感じてとても素敵だなと思う今日この頃です。

 

そういえば、2007年のM-1グランプリ決勝で「ツッコミ(津田さん)が濱田に似てる」と松本人志さんが言ってました。確かにキレてるどつき系だがなんとなくセンスあるのが津田さん。

一方で西澤さんは、いつだったかかなり前のアメトーークの「東京に出てきたいけど芸人」で「浪速の笑いなんてない」と自虐的に言ってたのが西を背負ってる感が無くて淡々と、飄々としてる部分が意外と関西よりも東京でシュール売りできるのでは?と思ってて好きです。

 

長くなってしまったけどダイアン応援したい。